ジェルコの履歴書

Resume Of JERCO

2020/07/16 ジェルコの履歴書

ジェルコの履歴書 山商リフォームサービス株式会社③ 其の壱動画

 

「成し遂げるまでやり続ける」

会社の将来の夢は

「棒ほど願って針ほど叶う」と言うことわざがある。
夢が小さいと向上しないと思っている。
会社で「運動会の徒競走で3等を狙って走っている人がいたでしょうか。」とよく話すことがある。
つまり、私はなるべく大きな夢を描きたいと思っている。大成功した人も大失敗した人も基本ほとんど変わらない。もちろん、持って生まれた才、運、色々あるかと思うが、成功するまでやり続けることが一番大切。
イギリスのセールスマンの逸話で、二人のセールスマンが裸足の国に行く話はご存知だろうか。一人はみんなが裸足だから靴は売れない。もう一人はみんなが裸足だから靴は売れる。人生有限なので繰り返していると人生終わってしまう。熟慮するべき。ただ一度決めたら、刃物で脅かされて決めた訳でなく、自分が色々な情報を加味して決めたことなので自分をまず信じる。自分以外に誰が信じてくれるだろうか。私は熟慮して決めたことは成し遂げるまでやり続けることが凄く大切だと思っている。

「外食産業に似ているリフォーム業界」
業界の懸案事項、課題は

コロナが発生する以前は、オリンピックが終わった後、まず一回目の不況が起きると思っていた。リフォーム業界が、何十年か続けばまた次のビジネスモデルが出てくるが、私たちが現役の時に起きる不況の第一波がオリンピック以降に起きると思っていた。これは、地域ごとのブランド力の差別化が出てくると思った。
先ほどもお話ししたが、リクルートの部長さん(ホームプロの社長も兼務)リフォーム業者は何社あるかと問われて、私は流通からの逆算で8万社ぐらいだと思っていた。ちなみにコンビニが5.6万店と言われている。それが、17万社あると聞かされた。その中で年商30億を超えている会社が、ハウスメーカー系も入れて70社しかない。他の産業を見て、こんなマーケットはあるだろうか。極めて異常なマーケットだと思う。何故この異常が維持できたのかは、アッセンブルはするが、製造販売みたいなものだからだ。
どこかのメーカーが造ったキッチンを組み立てるが周りのクロス等は自分で手配する。アッセンブルすることで、製造販売になり価格も自分で決めることができる。私はそのようなところが、外食と似ていると思っている。どこかの農家が作った食材、どこかの漁師が捕った食材、どこかのメーカーが作った調味料をアッセンブルして自分の物にする。
オリンピックが終わった後、日本全体が1000兆円の借金の話題がどこかへ消え大盤振る舞いでさらに上乗せになっているので、もっと大変になると思う。景気も落ちてくる。でも、この商売は衣食住に関わる。人は食事をして、被服を纏い、雨風を凌ぐことは絶対に必要なこと。人口が減ってきているので、より利便性のいいところを求める。新興地だとインフラが整えられない。今まではどんどん人口が増加してより遠くに行ってもすぐそこにインフラが整ってきたが、これからは人口が減って都市型に戻ると思っていた。まさしくこれからの時代はいい風が吹いて、市場が良くなると思っていた。
そこにお客様が選ぶという。お客様がリフォーム会社をどこに頼んでいいのかわからない状況が私の感覚では何年か前に終わっている。お客様はこのリフォームをするならこことあそこというように決める。私どもに特命でくるというのは、残念だがないので、相見積りを取られている。選ばれる会社も大体同じ。相見積りしても大体同じ。そうすると、特徴がない。
私ぐらいの年代になって同窓会に参加すると、面白い。どこのどなただかわからない人がいた。話し始めると、最初はよそよそしく大人ぶって対応していたのが、慣れてくるといきなりチャン付けや呼びつけになったりする。帰ってから思い返すとあの人は勉強ができた訳でもなく、できなかった訳でもない。みんなに嫌われていた訳でもなく、好かれていた訳でもない。要するに当たり障りのない、特徴のない人から忘れられる。
勉強ができて優秀だった人、できなかった人、好かれていた人、嫌われていた人は特徴があってよく覚えている。特徴がすごく大切。あれもそれもこれも全部やるというのはダメで特徴がない。
経営というのは何かをすると決めたら、後はしないと言うのも大切で大きな決断である。そこに、これをやっていたらこの売り上げがあったかなという考えでぶれてしまう。それはとてもわかるが、結論が出るまでやり続ける。自分が決断したことを自分が信じなければ誰が信じるのだろうかという想いがある。

「お客様に常に頼られる会社」
ジェルコ会員の若いメンバーに特に伝えたいことは

ジェルコ愛のレポートを書かせていただいたが、その時の記憶の限りだが、オーケストラの指揮者がまさしく経営者である。自ら演奏はしない。小澤征爾という指揮者は世界的に有名。演奏者へ「ここの部分はこのようにやってくれ!」と想いを伝えることが大切。
自分がプレイしたら人が育たない。育たないどころか、自分一人でやっていても成り立たない。お客様を大切に思うなら、自分が冠婚葬祭やケガや病気になってもお客様に迷惑をかけないよう、会社は自分に何かあっても、会社の仕組みという形で残していくことでずっと継続できるようになるということも大事。

「趣味はドライブ」
山﨑社長のプライベートを教えてください

趣味は車の運転。私は大体片道100㎞ぐらい運転する。埼玉県に居住しているので、茨城県水戸や栃木県宇都宮、群馬県高崎に行って日帰りする温泉旅行や外食が大好き。

愛読書は城山三郎著書「価格破壊」。今はなくなってイオン系列になったダイエーの物語。あとは歴史書が好き。今日も図書館にリクエストしていた本が入荷したと連絡がきたので、図書館へ行く予定。歴史書はとても面白い。今後の参考にしていきたい。

好きな女性タレントは、木之内みどりさん。これ以上綺麗な女性はいないと思っている。

山﨑社長のお話は、今回で終了です。

ご視聴いただき、ありがとうございました。

8月は、

株式会社フレッシュハウス  佐野 士朗 相談役

を予定しております。ご期待ください。