愛媛県大洲市に本社のある 株式会社伊大建設 武田幸久社長のもとへ取材訪問させていただきました。
- 武田社長、会社の概要をお教えください。
1976年(昭和53年)現会長(父)が創業しました。
現在、愛媛県大洲市(本社)・松山市(松山営業所)・伊予郡松前町(不動産事業部(ハウスドゥ))で店舗展開しています。社員数20名(内社員大工3名)で地域に密着した建築・不動産会社を目指しています。

- どのような幼少期・学生時代を過ごされましたか?
父の勤務先の転勤に合わせて、松山市~内子町~大洲市に引越しをしてきました。小学生時代はソフトボール・サッカーに。中学生時代はバスケ部に。高校時代はカヌー部に所属し、ペアでカヌーを漕ぐ競技(カナディアン)では2年連続県大会で優勝しました。運動は大好きな少年時代でした。高校卒業後、オーストラリアに2年間留学し、その後、大阪の建築系専門学校に2年通って卒業し地元の建築会社へ就職しました。自由にさせてもらった幼少期・学生時代だったと思います。
- お父様から社長を引き継がれた時の思い出はありますか?
1999年(平成11年)24歳の時に社長に就任しました。厳しい財務状況にも関わらず、社内体制ものんびりと危機感無く仕事をしている状況で、父や職人さん達とも、いつも喧嘩ばかりしていました。生意気な若造だったと思いますが、会社を改革し成長させるために必死に、もがいていた記憶しかありません。でも、あの頃ついてきてくれた社員・応援してくれたお客様が財産となっております。
- お客様との関係で印象に残っていることはありますか?
社長就任時(23年前)からお付き合いの始まったお客様から、娘様お二人をご紹介していただき、新築やリフォームをさせていただいたこと。その娘様達のお子様(お孫様)の新築もさせていただき、三世代に渡ってのお付き合いとなり、親族のような関係をさせてもらっていることは嬉しい限りです。

- 社員さんとの思い出はありますか?
・社長就任当時、20歳年上の異業種から入社してくれた社員が、本当に右腕となり、支えてくれました。体調を崩し2年間の休職をした時も給料を払い続け、戻ってきてくれることを信じていました。その時は復帰してくれたのですが、今度はガンを患い他界してしまったのです、闘病中は病室に作業服を飾り、本人も回復・復帰を目指して頑張ってくれていました。彼の分まで頑張りたいと思っています。

- 会社経営で大事にしていることは何ですか?
まずは社員を大事に、次にお客様、そして協力業者という順番はブレずに持っています。事業経営で迷ったとき、判断するときは、この軸をもって決断・行動しています。お客様に向かっては言えませんけど・・・・・。
- これまでのジェルコとの関わり、これからのジェルコへの想いを教えてください。
ちょうど30年前に、父が栗田工務店の栗田さんから紹介されジェルコに入会しました。当社へ入社し、父と一緒にジェルコの会合に参加させていただいておりましたが、レベルの高さについていけませんでした。どうして良いか分からず黙って参加させてもらうだけでしたが、色々なことを先輩方に教えていただき、少しずつ会社へ取り入れていき、リフォーム事業が伸びていけたと思います。ジェルコには同じ想いをもっている会員さんが多いと感じています。これからも会員の皆さんと一緒に成長できたらと思います。
伊大建設株式会社さまはジェルコに入会されてちょうど30年。
永年表彰状と記念品のクリスタル時計を授与されています。
(7月1日の中国四国支部大会でお渡しの予定です。)
武田社長さまは2年間中国四国支部 支部長を務められました。
理事として本部でもご活躍でした。ありがとうございました。
今後もますますのご活躍を祈念しております。