愛知県尾張旭市にあります株式会社なごみやの大野社長に取材させていただきました。

株式会社なごみや 代表取締役 大野幹男 (一級建築士)氏
大学卒業後、ハウスメーカーに勤務
木造戸建て住宅、鉄骨造の現場監督として4年勤務
2002年〜現在 大野建築(建設業許可有)を個人事業として経営
大工工事を中心とした工務店で、自らも大工として現場で施工しながら一級建築士を取得
2012年 株式会社なごみやをリフォーム専門店として設立
2023年 建設業許可を法人でも取得 ジェルコ入会
2024年 不動産業許可を取得

自社の強みは何ですか?
自身が大工であること。
父が大工で家が工務店だったため、子どもの頃から家づくりを間近で見てきました。
現場を熟知しているからこそ、設計段階から現実的かつ実用的な提案ができると思っています。営業や設計と施工の間にズレが少なく、大工の目線で施工を厳しくチェックでき、細部まで丁寧な仕事が当たり前。職人任せにせず、自ら手を動かすこともできるため、品質に対する責任感が強いです。
他社との差別化、会社として取り組んでいることは何ですか?
女性活躍に向けてもっと力を入れていきたいと思っています。
これからの建設業界には「多様な視点」が欠かせないと考えています。
その中でも特に、女性の感性や発想、そして暮らし目線での提案力は、家づくりの大きな力になると考えています。
まだまだ男性中心の現場が多い業界だからこそ、女性が働きやすく、安心して成長できる職場環境づくりに力を入れていきます。

会社として新たな取り組み、挑戦したいことなど
人材育成です。
先日、優秀リフォーム技能者としてランク4の認定をいただきました。
今後は職人を育てながら、次世代に引き継いでいきたいと思っています。
「人が育つ工務店」として、若手の成長を支え、ベテランの技を受け継ぎながら、安心して頼れる家づくりを続けていきます。
好きな言葉、座右の銘は?
道に終わりなし
完成というものはない、道は続くという意味です。
好きな言葉です。
趣味や休日の過ごし方
季節のいい時期はバイクでツーリングへ、夏は川でジェットスキー、冬はスキーへいきます。
エンジンのついたもの全般が好きで、休みの日はバイクのパーツを探しに行ったり、車のディーラーを見に行ったりするのが好きです。
今は1300ccのバイクに乗っているので、次は小さいバイクが欲しくて探しています。
今一番やりたいことは?
今一番やりたいのは、仕事をもっと「チーム」で回せる仕組みをつくることです。
自分ひとりじゃなく、若手がどんどん任されて、活躍できるような。
「自分がいなくても会社が回る」くらいが理想ですね(笑)。
どんな幼少期でしたか?
優等生タイプ笑
小学生から学級委員に選ばれることが多く、勉強ができるタイプに
見られていました笑
実際は…???
学生時代に熱中したことは?
スキー
『私をスキーに連れてって』世代で、仲間と毎週スキー場へ行っていました。
ジェルコに入るきっかけは?
妻が2023年のリフォーム産業フェアに出かけて、そこで(株)光テックの夕部さんのセミナーを聴いてきたことがきっかけです。
ピンク色の法被を着た夕部さんが輝いて見えたようで、不本意かもしれませんが『ジェルこまちに入るためにジェルコに入りたい』と言われました笑
ジェルコは自社にどんな影響を与えていますか?
常に新しい情報が入るようになりました。
今まで元請業者や下請業者など、仕事で関わる人としか交流がなかったので、横のつながりができたことで情報交換できるようになりました。
他の会社がどうしているのか、気になっても聞けるところがなかったため、話が聞けるようになり、自社のやり方を客観的に見直すきっかけになりました。
提案の進め方や顧客対応、職人の確保・育成方法など、普段は共有されにくいような実務的な情報も得られることは大きなメリットです。
同じ業界でがんばる仲間がいると感じられることで、刺激も受けますし、励みにもなっています。
ジェルコに参加したことで、視野が広がり、業界全体の中で自社の立ち位置や役割を考えるようにもなりました。
好きな食べ物は?
マルシンハンバーグ
子供の頃から食べいている大好物です笑
行ってみたい場所は?
阿蘇山
昔友人と行ったことがあり、もう一度行きたいと思っている場所です。
大工として施工しながら1級建築士を取得するのは並大抵の努力では成し遂げられません。大野社長のパワーと女性活躍を見守る暖かいお人柄を感じるインタビューでした。
ジェルコに入会早々ジェルコリフォームコンテスト中部北陸支部支部大会で部門別最優秀賞を受賞されていらっしゃいました。
奥様の行江様はジェルコ活動にも積極的にご参加いただき、ジェルこまち 中部北陸支部支部で「でらこまち」を立ち上げてご活躍されています。